「ミルメークといえば粉末」——そう思い込んでいるなら、それは育った地域の影響かもしれない。実は東日本の多くの地域や特定の自治体では、チューブに入った「液体タイプ」が圧倒的な主流を占めている。
この地域差を生み出した最大の要因は、牛乳の容器形態だ。瓶牛乳が主流の地域では、キャップを開けて粉末を投入する「粉末タイプ」が採用される。一方、紙パック牛乳が導入されている都道府県では、ストロー挿入口から注入できるチューブ式の「液体タイプ」が不可欠となる。とりわけ、パック牛乳への移行が早かった地域や給食センター方式を一括導入した自治体では、液体タイプの普及率が極めて高い。西日本の一部や大都市圏の公立校でも新たに導入が進むなど、地域ごとの採用状況は今なおグラデーションを描いている。