一般的に広く処方されている低用量ピル(経口避妊薬)には、エストロゲンと黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類の合成ホルモンが配合されている。しかし、ピルに含まれる合成黄体ホルモン(プロゲストーゲン)の種類は第1世代から第4世代まで多岐にわたり、それぞれ体内での働きや副作用の出方が異なる。
日本産科婦人科学会が提供する診療知見によれば、薬剤の世代や種類を変更するだけで、それまで悩まされていた不調が嘘のように軽快する例は少なくない。特定の黄体ホルモン成分がむくみや気分の落ち込みを引き起こす場合もある。「ピルが効かない」と一括りに断定して諦めるのではなく、自身に適合する成分を見極めるアプローチが不可欠だ。