2022年の部屋独立以来、一歩一歩着実に基盤を固めてきた武隈部屋。2026年現在の土俵では、親方の薫陶を受けた新鋭たちが幕下や十両の土俵で存在感を強めている。稽古場の空気感はピリリと引き締まっており、無駄な声遣いは一切ない。
「強くなる力士は、稽古場に入ってきた瞬間の顔つきでわかる」。そう語る武隈親方の指導は、技術的な指導以前に「力士としての覚悟」を植え付けることから始まる。毎日の四股やすり足といった基本動作の徹底、そして一人ひとりの骨格や得意手に合わせた細やかな個別指導が、若い才能を着実に開花させているのだ。