かつてのカラー芯は、ワックス成分が多く含まれており、強度が著しく低いのが最大の弱点だった。少し力を込めただけでポキリと折れ、消しゴムで擦っても伸びて紙面を汚してしまう。だが、現在の製品開発における裏事情は全く異なる。ワックスの含有量を最小限に抑え、多孔質セラミックスや含浸樹脂構造を採用することで、黒芯と同等のフレーム構造を作り出すことに成功したのだ。
選び方のポイントは、用途に応じた「芯径」と「消去性」のバランスにある。ノートの注釈や細かな文字の書き込みには0.5mmが最適であり、しっかりとした線でイラストを描く場面では0.7mmが抜群の安定感を発揮する。さらに、筆圧の強さに合わせて硬度やメーカー固有の配合を見極めることが、失敗しない選択への一番の近道だ。