兵庫県丹波篠山市今田町立杭。ここ丹波の地は、古くから日常雑器の産地として名高い。その歴史を受け継ぎつつ、「心地よい暮らし」をコンセプトに創作を続けるのがココチ舎である。窯主の手から生み出される作品は、丹波特有の深い色合いや力強い土肌を持ちながらも、どこか北欧デザインを思わせる温かみとシンプルさを兼ね備えている。
「毎日使うものだからこそ、手に馴染み、料理を引き立てるものでありたい」——この想いは、器だけでなく工房が手掛ける各種雑貨にも貫かれている。木や布、金属といった異素材と丹波焼を組み合わせたインテリア小物は、住空間にさりげない上質さをもたらすと評判だ。伝統工芸の枠にとらわれないフレキシブルな発想が、若い世代からシニア層まで幅広い支持を集める背景にある。