ステージ3と告げられた際、誰もが真っ先に調べるのが「生存率」という数字だろう。インターネット上に溢れる古い情報に恐れをなす患者も多いが、最新の臨床データは全く異なる現実を物語っている。
国立がん研究センターが発表する最新の集計データによれば、乳がんステージ3の5年相対生存率は約70〜80%前後を推移しており、適切な治療を完遂することで長期生存、さらには社会復帰を果たす例が確実な増加傾向にある。この数値は、医療技術の向上だけでなく、早期発見のための啓発活動や治療後のアフターケア体制の充実がもたらした成果だ。
数字はあくまで統計上の平均値に過ぎない。サブタイプ(HER2陽性、トリプルネガティブ、ホルモン受容体陽性など)に応じたピンポイントの治療法が確立された現在、数字以上に重要なのは「自分に合った適切な医療にたどり着くこと」なのだ。