アニメ史において、この属性を語る上で避けて通れない金字塔が存在する。その代表格が『未来日記』に登場する我妻由乃だ。主人公に対する狂信的なまでの献身と、躊躇なく刃物を振るう残虐性のギャップは、全世界のオタク層に強烈なトラウマとフェティシズムを植え付けた。
さらに、伝説的なドロ沼劇を描いた『School Days』のヒロインたちが見せた悲劇的な破滅への道筋も、このジャンルの文脈を決定づけた。ただ病んでいるだけでなく、愛情が過熱した末に引き起こされるサイコホラーの恐怖は、視聴者の心を揺さぶり続けている。