ネット上のレビューやSNSを覗くと、みちしおに対する熱量は他店を圧倒しています。「山口に来たら貝汁を食べないと旅が終わらない」「一口すするだけで全身に染み渡る旨味」「特盛は貝殻を捨てる皿が山盛りになるエンタメ性がある」といった称賛の声が日常的に飛び交っています。
一方で、率直な意見として「お昼時は席に着くまで30分以上待つ」「味噌汁としては少々塩分がしっかりしているのでご飯が必須」といった声も見受けられます。しかし、これらは長距離運転で汗を流したドライバーの塩分補給や、白米をガツガツとかき込むための大衆食堂としての設計思想そのものであり、批判というよりもむしろ「みちしおらしさ」の証拠として愛されています。
洗練された高級割烹の味ではなく、どこまでも泥臭く、胃袋の底からエネルギーを満たしてくれる大衆の味。地元山口の家族連れが日曜日のお昼に集い、長距離ドライバーが夜更けに一息つく。この温かな人間交差点の空気感そのものが、訪れる人々を魅了してやまないのです。