多くの観客が「本物のJFK空港で撮影された」と信じ込んでいた広大な空港ロビー。実はあれらの大半は、カリフォルニア州パームデールにある巨大な航空機格納庫の中にゼロから建設された実物大セットです。
リアリティを徹底追及したスピルバーグ監督のこだわりにより、3階建て構造のターミナルには実際に稼働するエスカレーターが設置され、バーガーキングやスターバックスなど実在する35以上のショップや飲食店が本物そのままの装飾で招致されました。数百人のエキストラが同時に行き交うこの巨大セットが生み出した圧倒的な空気感こそが、映画の説得力を底上げしています。
国内外の映画レビューサイト(FilmarksやRotten Tomatoesなど)でも本作は常に高評価をキープ。法的な不条理劇をベースにしながらも、最後には人間の尊厳や思いやりを信じさせてくれるスピルバーグの手腕は、「人生で一度は観るべき感動作」として2020年代半ばを越えた現在でも色褪せない支持を集めています。