入試を突破するためには、募集要項の制度設計を正確に把握することが欠かせません。大谷高校の高校入試では、「専願」と「併願」の区分によって実質的な合格ハードルが大きく変動します。
専願受験の場合、当日の入試得点に一定の加点優遇措置が適用されるほか、中学校での内申点(調査書評定)に基づいた推薦基準を満たすことで、極めて有利に入試を進めることが可能です。京都府内の公立上位校(堀川・西京・嵯峨野・桃山など)の滑り止めとして併願受験する層が多いため、一般入試の併願倍率は名目上高めに出る傾向があります。しかし、前述の「スライド合格判定」があるため、第1志望コースで不合格となっても第2・第3志望コースで合格を拾う受験生が多数を占めます。
例年の入試状況を見ると、実質倍率は全体で1.1〜1.3倍程度に落ち着くケースが多いものの、マスターコース単体の専願・併願合格ラインは得点率70%〜75%以上が目安とされ、ケアレスミスの許されないハイレベルな戦いとなります。最新の募集要項およびオープンキャンパス日程は、秋季以降に公式発表されるため、事前の説明会への参加と個別入試相談ブースの活用が合否を分ける第一歩となります。