5月・6月の鼻水はカモガヤ花粉?飛散時期と症状・対策の決定打

5月・6月の鼻水はカモガヤ花粉?飛散時期と症状・対策の決定打

5月・6月の鼻水はカモガヤ花粉?飛散時期と症状・対策の決定打について詳しく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

カモガヤによるアレルギー症状は、くしゃみ・水様性鼻汁・鼻閉といった典型的な鼻炎症状に加え、「眼の激しい充血とかゆみ」「気道・喉の強い炎症」が目立つ点が臨床上の大きな特色です。

スギ花粉(粒子径約30〜40μm)と比較して、イネ科花粉は降雨や乾燥によって破砕されやすく、微小粒子となって気管支や肺胞の近くまで直接吸い込まれます。その結果、「カモガヤ花粉症による咳や喉の痛み・違和感」が前面に出やすく、気管支喘息の既往がある患者では発作が誘発される危険性があります。

さらに見逃せないのが、口腔アレルギー症候群(OAS / PFAS)との交差反応です。カモガヤ花粉に含まれるアレルゲンタンパク質(Dac gなど)の構造が特定の果物や生野菜に含まれるタンパク質と類似しているため、以下のような特定の食物を摂取した際に口内や喉の奥にかゆみ、腫れ、ピリピリ感が生じる場合があります。

  • ウリ科:メロン、スイカ、キュウリ
  • ナス科:トマト、ジャガイモ
  • その他果実:キウイフルーツ、モモ、オレンジ

重症例ではアナフィラキシーショックに至るリスクも存在するため、「初夏にメロンやスイカを食べると喉がイガイガする」という自覚症状がある場合は、自己判断での摂取を控え、速やかにアレルギー科で特異的IgE抗体検査を受ける必要があります。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。