秋吉台エリアには、圧倒的知名度を誇る秋芳洞のほかにも、地質学的に際立った個性を持つ「景清洞(かげきよどう)」と「大正洞(たいしょうどう)」が存在します。観光客の間では「どれか一つ行けば十分では?」という疑問を持たれがちですが、それぞれの洞窟が持つ性格はまったく異なります。
景清洞は壇ノ浦の戦いに敗れた平家の武将・平景清が潜伏したと伝えられる洞窟で、奥部には照明が一切ない暗闇の中をヘルメットとヘッドランプ、長靴を装着して進む本格的な探検コースが用意されています。一方の大正洞は、複数の洞穴が上下左右に連結した立体的な迷路構造を成しており、かつて戦乱時に牛を隠したとされる「牛隠しの洞」など、スリリングな探索が楽しめます。
料金面でお得に周遊したい場合は、美祢市観光協会や各案内所で販売されている「3洞共通観覧券」の利用が賢明です。個別に購入すると合計3,500円となるところ、共通券を利用すれば大幅な割引価格で3つの洞窟を巡ることができます。また、JAF会員証の提示や、美祢市が発行するデジタル観光クーポン、旅行予約サイトの事前WEBチケットを活用することで、現地での混雑を避けつつスムーズな割引入場が可能です。