航空便を検討する際、旅行者の多くは中部国際空港(セントレア)発着の格安航空会社(LCC)に目を向けがちです。しかし、愛知県には「中部国際空港(NGO)」と「県営名古屋空港(小牧・NKM)」という2つの拠点が存在し、目的地が福岡空港である場合、それぞれ全く異なるメリット・デメリットを持っています。
中部国際空港(セントレア)発着のLCC:セール時の圧倒的爆発力
セントレア〜福岡空港間には、ジェットスター・ジャパンなどのLCCが就航しています。セール期間中であれば片道運賃が4,000円台〜5,000円台で販売されることも珍しくありません。通常期でも早期予約なら7,000円前後で見つかることがあります。
ただし、LCCには「隠れたコスト」が存在することを忘れてはなりません。
- 名鉄線のアクセス費用:名鉄名古屋駅から中部国際空港駅まで、特急利用で片道980円、空港特急ミュースカイを利用すると1,430円かかります。
- 手荷物加算料金:機内持ち込み手荷物は7kgまでに制限されており、スーツケースを預ける場合は受託手荷物料金(片道約1,800円〜2,500円)が追加されます。
- 座席指定料・決済手数料:座席の指定やクレジットカード決済にも手数料が加算されるため、最終決済画面で当初の表示価格より3,000円以上跳ね上がることが一般的です。
県営名古屋空港(小牧)発着のFDA:時間と利便性の最適解
一方、玄人筋から圧倒的な支持を集めているのが、県営名古屋(小牧)空港を拠点とするFDA(フジドリームエアラインズ)の福岡線です。
名古屋駅(名鉄バスセンター)から小牧空港までは直行バスでわずか約20分(運賃700円)。空港自体の規模がコンパクトなため、保安検査場通過から搭乗口までの移動距離が極めて短く、移動のストレスが最小限に抑えられます。さらにFDAは地域航空会社(MCC)でありながら、「受託手荷物が20kgまで無料」「事前座席指定無料」という大手キャリアと同等のサービスを提供しています。
FDAの早期購入割引である「45割」や「ひょいとe割」を活用すれば、片道11,000円〜14,000円前後でチケットが手に入ります。アクセス費や荷物代を含めた「総額」で計算した場合、LCCとの実質的な差額は2,000円〜3,000円程度に縮まることも多く、時間の節約効果を考慮すれば極めて優良な選択肢となります。