「勝ち取りたいものもない 無欲なバカにはなれない」という一節は、なぜこれほど聴き手の感情を揺さぶるのでしょうか。続く歌詞のフレーズを追うことで、作詞者であるMOMIKEN氏が筆に乗せた切実な「勝ち取りたいものもない 歌詞」のメッセージが見えてきます。
「勝ち取りたいものもない 無欲なバカにはなれない それで君はいいんだよ ヒリヒリと生き様を その為に死ねるなにかを この時代に叩きつけてやれ」
この「勝ち取りたいものもない 続き」で提示されるのは、決して安っぽいポジティブ思考や単純な夢の肯定ではありません。社会学的な観点から見れば、過度な競争や将来への不透明感から「大きな望みを持たないこと」を賢明とする風潮が定着しました。しかし、どれほど合理的であろうとしても、人間が本来持っている「何かに熱くなりたい」「感情を震わせたい」という本能までは去勢できません。
「別にてっぺん獲りたいわけでもない。かといって感情を捨てたロボットや、悟ったふりをする無欲な存在にもなりきれない」。このアンビバレントな葛藤を抱えたリスナーに対して、楽曲は「それで君はいいんだよ」と無条件の肯定を与えます。ヒリつくような現実の中で、自らの命を燃やせる対象を探し、その生き様そのものを世の中にぶちまけろと鼓舞する姿勢こそが、日々の業務や学業で摩耗した現代人の魂を揺さぶる「勝ち取りたいものもない 意味」の本質です。