胃腸の働きは、自律神経系(交感神経と副交感神経)によってダイレクトに支配されています(脳腸相関)。過度な緊張やストレス下では交感神経が優位になり、胃腸への血流が抑制されて消化機能がストップします。食事療法と同時に、リラックスできる環境を整えることが回復の決定打となります。
セルフケアで様子を見て良い状態と受診すべき判断基準
以下の基準を参考に、食事療法で経過観察して良いケースと、直ちに医療機関を受診すべき危険なサインを見極めてください。
- 【食事ケアで様子を見て良いケース】
- 前日の食べ過ぎ・飲み過ぎによる一時的な胃もたれ
- 軽度の食欲不振はあるが、水分や温かいスープは無理なく飲める状態
- 発熱や激しい腹痛を伴わず、安静にしていれば落ち着く胃の不快感
- 【即座に消化器内科を受診すべきケース】
- 38度以上の高熱を伴う下痢や嘔吐がある
- 激しい差し込むような激痛、または痛みが右下腹部などに移動している
- 吐瀉物に血液やコーヒーかす状のものが混ざる、または黒色便(タール便)が出ている
- 水分すら全く受け付けず、半日以上排尿がない(脱水症状の兆候)
- 2週間以上、胃の不快感や食欲不振が継続している