ファンにとって親しみやすい魅力の一つが、パイロット一人ひとりに付けられているタックネーム(パイロットネーム)です。ヘルメットやフライトスーツの胸元に刻まれたこの呼び名は、自衛隊内での無線交信をスムーズにする目的のほか、隊員のキャラクターを表す愛称としても機能しています。
タックネームの命名基準には厳格なルールはなく、配属時に先輩パイロットたちから贈られるのが通例です。「名前の語呂合わせ」や「学生時代の失敗談・趣味」、あるいは「顔立ちや好物」に由来するユニークなものが数多く存在します。航空祭のナレーションで紹介される個性豊かなタックネームは、搭乗員たちの素顔を垣間見せる貴重なエッセンスとなっています。
また、近年注目を集めているのが女性パイロットの配属です。航空自衛隊では戦闘機操縦幹部への女性登用制限がすでに撤廃されており、F-15やF-2の第一線部隊で活躍する女性ファイターパイロットが誕生しています。現時点でブルーインパルスの歴代正規展示搭乗員に女性はまだ誕生していませんが、選考母体となる戦闘機部隊で腕を磨く女性自衛官が増加していることから、近い将来「史上初の女性ブルーインパルスパイロット」が誕生する可能性は極めて高く、ファンの間でも大きな期待が寄せられています。