虫刺されによる皮膚の反応は、個人のアレルギー体質や刺された虫の種類によって大きく異なります。一般的に、蚊などの軽度な虫刺されによる急性の赤みやかゆみは、刺されてから数時間から2〜3日程度でピークを過ぎ、1週間以内には沈静化へ向かいます。しかし、ブヨ(ブユ)やアブ、毛虫などに刺された場合はアレルギー反応が強く出やすく、強い赤みや腫れが1〜2週間以上続くことも珍しくありません。
炎症が治まった後に現れる赤紫〜茶色の色素沈着は、肌のターンオーバー周期(健康な成人で約28日〜45日、加齢とともに長期化)に沿って徐々に薄くなります。浅い表皮レベルの色素沈着であれば、3ヶ月から半年程度で自然に薄くなるのが一般的な経過です。一方で、真皮層までダメージが及んでいる場合や紫外線を浴びてしまった部位は、完全に薄くなるまでに1年以上の歳月を要することがあります。