エレンの母を食べた巨人の正体は誰?ダイナの執念と最終回の真相を考察

エレンの母を食べた巨人の正体は誰?ダイナの執念と最終回の真相を考察

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ダイナ巨人は作中で二度、物語の決定的なターニングポイントを引き起こしています。最初の異変はシガンシナ区潜入時、壁を破壊して巨人の肉体から脱出した直後のベルトルト・フーバーを、目と鼻の先にいながら完全に無視して通り過ぎた場面です。知性巨人を継承できる絶好の機会を無知性巨人が見逃すというこの描写は、長らく最大の謎とされていました。

そして二度目の接触が、調査兵団が絶体絶命に陥った第2期ラスト(原作第50話)です。カルラの仇であるダイナ巨人と再会したエレンは、無力感のなかで素手でその掌を殴りつけます。この瞬間、「始祖の巨人を宿すエレン」と「王家の血を引くダイナ巨人」が接触したことで、一時的に始祖の力(座標)が覚醒。周囲の巨人を操ってダイナ巨人を集中攻撃させ、調査兵団は奇跡的な生還を果たしました。

仇である怪物が、皮肉にもエレンの真の能力を開花させる鍵となっていたという構図は、初期からのプロットの恐ろしいまでの完成度を物語っています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。