標高200メートルにも満たない丘陵地帯にありながら、なぜ桜山展望台はこれほどまでに人々を惹きつけるのでしょうか。最大の理由は、木造3階建て・高さ約13メートルの展望デッキがもたらす遮るもののない360度の視界にあります。
展望デッキ最上階に立つと、西側には堂々たる霊峰・富士山と丹沢山系、奥武蔵・秩父の山並みが連なり、東側には関東平野の広大な街並みが広がります。天候条件が整えば、新宿副都心の超高層ビル群や東京スカイツリー、横浜ランドマークタワーまで肉眼で捉えることが可能です。
特に「関東の富士見百景」にも選定されている西側の眺望は圧巻で、澄んだ冬の空気のなか、夕日に染まる富士山のシルエットを求めて多くのカメラマンが足を運びます。山歩きのハードルが低い「加治丘陵ハイキングコース」の核心部として、初心者からベテランまで幅広い層を魅了し続けています。