「これではんごろしにします」の真相|料理用語の意味と由来を徹底解明

「これではんごろしにします」の真相|料理用語の意味と由来を徹底解明

「これではんごろしにします」の真相|料理用語の意味と由来を徹底解明に関する深掘り記事を分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

「はんごろし」という言葉は、調理技術の専門用語にとどまらず、日本各地の方言や郷土料理の固有名詞としても定着しています。最も有名な例が、徳島県那賀町(旧相生町)に伝わる郷土銘菓「はんごろし」です。

徳島県那賀町の名物「はんごろし」は、もち米とうるち米を混ぜて蒸し、半分だけ粒をすり潰して小豆餡で包んだ草餅風のおはぎです。地元では古くからハレの日のご馳走として親しまれており、道の駅や産直市でも正式な商品名として堂々と販売されています。観光客が初めて訪れた際にはそのネーミングに驚嘆するものの、地元住民にとっては親しみ深い伝統の味です。

また、日本各地には「半殺しと本殺し」にまつわる有名な民話・昔話が残されています。旅人が山奥の一軒家に宿を借りた際、隣の部屋から老夫婦が「今夜の客は半殺しにするか、それとも皆殺し(本殺し)にするか」と相談している声を聞きつけ、命の危機を感じて脱走するものの、翌朝になって「おはぎを粒あんにするか、こしあんにするか(または餅を半搗きにするか全搗きにするか)の相談だった」と判明する滑稽話です。この説話は江戸時代の小咄集などにも原型が見られ、言葉の二面性を利用した笑い話として日本文化に深く根付いていました。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。