「企業のプロモーションカーは役目を終えたら解体されるのでは?」という一般的なイメージを覆したのが、2016年に実施されたYahoo!オークション(現ヤフオク!)への公式チャリティ出品でした。
全国キャラバンの大役を終えたぴちょんくん号のうち1台が、熊本地震などの復興支援を目的としたチャリティ企画として一般オークションに出品。車検付きの実動車として公道を走行できる希少性から入札が殺到し、最終的な落札価格は188万8,000円(約190万円)を記録しました。
新車時のトヨタ・iQの車両本体価格(当時約130万〜160万円)に、数千万円規模とも言われる特注ワンオフのFRP成形・開発費用が投じられた車両であることを考慮すれば、極めて付加価値の高いプレミアム価格での落札となりました。この結果、ぴちょんくん号は企業の手を離れ、「日本で唯一、個人が合法的に所有して日常のドライブを楽しめるキャラクターカー」という極めて特異なポジションを確立することになったのです。