ターミナル取り違えの悲劇は、羽田空港に到着する直前の「乗り物の中」から始まっています。鉄道2社と自家用車でそれぞれ異なるトラップが存在するため、事前の把握が不可欠です。
京急線:1つの駅に2つの改札が存在する構造トラップ
京急電鉄の羽田国内線駅は、正式名称が「羽田空港第1・第2ターミナル駅」という1つの巨大な地下駅です。電車を降りたホームの中央を境に、進行方向(品川・横浜側から見て先頭車両方向)に進むと「第2ターミナル口」、後方車両側に進むと「第1ターミナル口」へと繋がっています。ホーム上の案内表示を見落として適当なエスカレーターに乗ってしまうと、改札を出た瞬間に対象外のターミナル地下に放り出されることになります。
東京モノレール:駅そのものが独立している連続停車トラップ
京急とは対照的に、東京モノレールはターミナルごとに駅が完全に分離しています。浜松町駅から羽田空港へ向かう場合、快速・各駅停車を問わず、先に「羽田空港第1ターミナル駅」に停車し、その終点が「羽田空港第2ターミナル駅」となります。車内アナウンスでも航空会社の案内が執拗に流れますが、第2ターミナルへ行く予定の乗客が「羽田空港」というアナウンスの響きだけで慌てて第1ターミナル駅で降りてしまう事例が後を絶ちません。
駐車場:P1・P2は第1直結、P3・P4は第2直結
車で羽田空港へ向かう場合、首都高速湾岸線・空港中央出口からの分岐で迷うドライバーが多発します。駐車場は番号によって直結ターミナルが完全に決まっています。
- 第1ターミナル直結: P1駐車場(平置き+自走式立体)、P2駐車場(自走式立体)
- 第2ターミナル直結: P3駐車場(自走式立体)、P4駐車場(自走式立体・予約専用枠多数)
もしANA便に乗るのに誤ってP1やP2に駐車してしまうと、大荷物を持った状態で先述の地下連絡通路を往復することになり、体力的にもスケジュール的にも甚大な消耗を強いられます。