母が旅立ってから長い年月が経ったある日、生家のクローゼットの奥から見つかった赤い木箱(中国語で「箱子」)。中には、家族の古い写真とともに、母が遺したあの台湾料理のレシピノートが大切に保管されていました。
この発見を機に、長女の一青妙さんは母の足跡を辿るエッセイ『私の箱子』および『ママ、ごはんまだ?』を執筆。2017年には映画『ママ、ごはんまだ?』として劇場公開され、大きな感動を呼びました。映画では、女優・河合美智子さんが母・かづ枝役を熱演し、木南晴夏さん演じる妙、藤本泉さん演じる窈との心温まる食卓の情景が鮮やかに描かれています。映画のあらすじの中心にあるのは、料理を通じて受け継がれた「母の揺るぎない愛」でした。