東京都少年サッカー連盟の大会構造において、世田谷区は「第5ブロック」として独立したリーグ戦や予選会を展開しています。全国優勝経験を持つクラブから、小学校単位で40年以上の歴史を刻む少年団まで、登録チームの層の厚さは都内随一です。
なかでも絶対的な存在感を放つのがバディSC世田谷です。全日本U-12サッカー選手権大会などの全国大会で幾度も頂点に立ち、Jリーグ下部組織やプロ選手をコンスタントに輩出する名門として知られます。関係者への取材によると、「徹底した基礎技術の反復と、球際の激しさ・勝負への執着心を叩き込む指導方針」が高く評価される一方、学年が上がるにつれてAチーム・Bチーム間の競争が非常にシビアになるという声も聞かれます。
一方、近年注目を集めているのが、確かな指導理論と個の育成に定評のある街クラブや地域少年団です。例えば、世田谷区立若林小学校を拠点とする若林サッカークラブ(WSC)は、年長から小学6年生までを対象に、男子のみならず女子チームやレディースチームまで包括した温かい地域型育成を推進。また、砧南小や深沢地区を拠点とする伝統チームも、単に勝敗を追うだけでなく、生涯スポーツとしてのフットボール教育を掲げて確固たる評判を築いています。