谷原章介はNHKの音楽番組や料理関連の番組などでも、自然体な語り口で日々の家庭生活のエピソードを披露することがある。しかし、そこには過度なアピールや家族をコンテンツとして消費するような軽薄さはない。
妻である三宅えみ自身、芸能界を完全に引退した後は一般人としての慎ましい立ち位置を崩さず、表舞台に出ることはない。この絶妙な距離感こそが、プライベートの尊厳を守り、子どもたちが健やかに育つ環境を維持してきた最大の要因と言えるだろう。
男女共同参画や共働き家庭のあり方が問われる現代日本において、家事や育児を「手伝う」のではなく「当事者として楽しむ」谷原章介と、それをどっしりと受け止める妻のパートナーシップは、多くの人々にとって一つの理想形として映っている。