透明な鼻水が止まらない原因は?風邪とアレルギーの見分け方と受診目安

透明な鼻水が止まらない原因は?風邪とアレルギーの見分け方と受診目安

透明な鼻水が止まらない原因は?風邪とアレルギーの見分け方と受診目安について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。

水のようにさらさらとした透明な鼻水が止まらない状態に陥ったとき、体の中では何が起きているのでしょうか。鼻粘膜に存在する受容体が特定の刺激を受けると、副交感神経が優位になり、鼻腺から多量の分泌液が放出されます。主な原因となる4つの病態と特徴を比較検証します。

疾患・原因鼻水の特徴と主な併発症状発症のトリガー・経過編集部の見解・評価風邪のひきはじめ(急性鼻炎)さらさらした透明な鼻水、喉のイガイガ感、倦怠感、微熱2〜3日で黄色や緑色の粘り気のある鼻水へ変化する透明な鼻水は風邪初期症状の典型。色と粘度の推移観察が最重要。アレルギー性鼻炎(花粉症・ハウスダスト)水様性の鼻水、発作的で連続するくしゃみ、目や皮膚のかゆみ抗原吸入時に増悪。シーズン中や特定環境で長期間持続花粉症で鼻水がさらさらと流れるのは肥満細胞から分泌されるヒスタミンの影響。血管運動性鼻炎(寒暖差アレルギー)無色透明で水っぽい鼻水、鼻づまり(※目のかゆみ・発熱なし)気温差7度以上の移動、熱い・辛い料理を食べた直後自律神経の急激な調節エラーが原因。抗原検査では陰性となる。脳脊髄液漏出症(鼻漏)無色透明でサラサラの液体(片側性)、前屈時に漏出、頭痛頭部外傷、手術後、特発性(原因不明)に発生極めて稀だが髄膜炎を併発する恐れがあるため即座に専門医へ。

見極めの最大の分岐点は「発熱や喉の違和感の有無」と「鼻水が変化するスピード」です。風邪ウイルスが侵入した直後は粘膜を洗い流すために透明な鼻水が出ますが、白血球とウイルスが戦い始めると、数日以内に白濁〜黄色へと移行します。一方、アレルギー性鼻炎ではアレルゲンに暴露されている限り、数週間にわたって透明でさらさらした状態が続きます。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。