Q1:完全室内飼いの小型犬や、マンションの高層階に住んでいる場合でもフィラリア予防は必要ですか?
A1:絶対に必要です。蚊はエレベーターや人の衣服に付着して高層階や室内へ容易に侵入します。日本獣医師会の調査でも、室内飼育犬のフィラリア感染事例が多数報告されています。「外に出さないから大丈夫」という油断は禁物です。
Q2:薬を飲ませた直後に吐き出してしまった場合、もう一度飲ませるべきですか?
A2:自己判断で再投与せず、動物病院へ相談してください。投薬後30分以内に原形のまま吐き出した場合は成分が吸収されていない可能性が高いですが、一部吸収されている状態で丸ごと再投与すると過剰摂取になる恐れがあります。吐瀉物の状態をスマートフォンで写真に撮り、獣医師の指示に従ってください。
Q3:コリーやシェルティなどの牧羊犬種は、フィラリア薬で重い副作用が出ると聞きましたが本当ですか?
A3:コリー、シェットランド・シープドッグ、オーストラリアン・シェパードなどは、薬物を脳から排出するポンプ機能に関わる「MDR1遺伝子変異」を持つ個体が高頻度で存在します。ただし、現在日本国内でフィラリア予防として処方されている通常用量(イベルメクチン等)は極めて微量に設計されており、安全域が確保されています。不安がある場合は、事前に獣医師へ犬種特性を相談するか、ミルベマイシン系やモキシデクチン系など他系統の製剤を選択することが可能です。