昨今とは」いつからいつまで?目上に使えるか徹底解説

昨今とは」いつからいつまで?目上に使えるか徹底解説

昨今とは」いつからいつまで?目上に使えるか徹底解説に関する知りたいポイントを徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。

ネット上のマナー解説記事や掲示板などでは、「昨今」の用法について極端な独自解釈や誤解が散見されます。実務で恥をかかないために、知っておくべき3つの盲点を整理します。

落とし穴1:「昨今」は話し言葉で使うべきではない

プレゼンテーションの冒頭などで「昨今の市場におきましては…」と発声すること自体は間違いではありません。しかし、日常の対面商談や社内ミーティングで「昨今の私は〜」「昨今、あの案件はどうなった?」といった具合に口語として濫用すると、文章語特有の硬さが浮いてしまい、コミュニケーションの円滑さを損ないます。口頭では素直に「ここ数ヶ月」「最近」と言い換えるのが自然です。

落とし穴2:「昨今」と「近年」の混同によるスケールのズレ

「昨今の地球温暖化」や「昨今の少子高齢化」という表現を見かけることがありますが、厳密には不自然です。温暖化や人口問題は何十年という長期的な時間軸で推移している不可逆なメガトレンドであり、数ヶ月から数年のスパンを指す「昨今」のスケールには収まりません。このようなマクロな社会構造の変化には、より長い時間軸を包括できる「近年」や「現代」を用いるのが適切です。

落とし穴3:「昨今の状況におきまして」の重複感

「昨今」という単語自体に「状況・時代」という広がりが含まれているため、「昨今の状況」や「昨今の昨今」といった過度な修飾は文章を重たくします。「昨今の情勢」「昨今の状況」は慣用句として広く許容されていますが、過度に多用すると語彙力の乏しさを印象付ける原因になります。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。