なぜ卒アルはブスに写る?盛れない衝撃の理由とプロ直伝の撮影裏ワザ

なぜ卒アルはブスに写る?盛れない衝撃の理由とプロ直伝の撮影裏ワザ

なぜ卒アルはブスに写る?盛れない衝撃の理由とプロ直伝の撮影裏ワザの詳細について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

大手ネット掲示板や知恵袋、各種SNSの投稿を分析すると、卒業アルバムの写真に対して抱く違和感には一定の共通パターンが存在します。実際に寄せられている当事者の声を拾い上げてみましょう。

「普段友達に撮ってもらう写真や動画では普通なのに、卒アルだけはどう見ても3割増しで太って見える」「カメラマンに『はい笑ってー』と言われた瞬間に顔が引きつり、引きつったままシャッターを切られた」「前髪を少しでも眉上にするよう指導され、おでこを不自然に出した結果、顔の縦幅が強調されて完全に別人になった」といった苦渋の叫びが毎年のように投稿されています。

学校写真を手掛けるベテランカメラマンへの聞き取り取材によると、現場では次のようなジレンマが存在しているといいます。

「アルバム写真は印刷物として大量に製本されるため、印刷機のインク特性を考慮してややコントラストを高め、明るめに撮影する基本仕様があります。また、校則が厳しい学校では眉や耳を出す指導が入るため、生徒が普段作り込んでいるヘアスタイルが強制的に崩されてしまいます。カメラの前に座った瞬間に身体が強張り、顎を不自然に引いてしまう生徒が8割以上を占めるため、私たちとしてもリラックスさせたいのですが、次の生徒が後ろにずらりと並んでいるプレッシャーの中でベストショットを粘ることは不可能なのです」

つまり、被写体側の緊張と撮影側の物理的制約が重なり合った結果として、卒アル実物とのギャップが必然的に生み出されているのです。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。