ポップアイ病は、発見が早ければ早いほど回復率が高まります。しかし、初期の異変は非常に見落としやすいため、日々の観察眼が試されます。
典型的な金魚のポップアイ病の初期症状として現れるのは、目の周囲のわずかな充血や白濁、瞳の微細な盛り上がりです。この段階では金魚自身も食欲を保っているケースが多く、「少し目の形が変わったかな?」程度で見過ごされがちです。病状が進行すると、眼球が風船のように大きく張り出し、目の付け根が真っ赤に鬱血する「充血を伴う眼球突出」へと悪化します。
最も警戒すべきは、ウロコが逆立つ松かさ病との併発です。エロモナス菌が血管を通じて全身に回り、腎臓などの内臓機能が不全に陥ると、ポップアイと同時に松かさ病や腹水症状を発症します。この状態まで進むと致死率が跳ね上がるため、目がわずかでも盛り上がった段階で治療へ踏み切らなければなりません。