SNSのタイムライン上には、日々夥しい数の目撃情報やゴシップが拡散されます。しかし、その中には根拠のないデマや切り取り動画、さらには生成AIを用いたフェイク画像が混在しており、噂の真相を見誤るリスクがかつてなく高まっています。
大手掲示板や知恵袋、X(旧Twitter)上で交わされる議論を分析すると、ある特定の投稿がバズを生んだ後、数時間以内に別の関係者による反証が提示されるなど、情報の自浄作用が働く一方で、一度拡散されたネガティブなイメージを完全に払拭することは極めて困難です。離婚理由まとめなどとして拡散されるスレッドの大半は、過去の断片的なインタビューを都合よく再構成したものである点に留意しなければなりません。
週刊誌の取材現場においても、裏付け取材の甘いネット上のバズを追認するだけの「こたつ記事」が増加しており、読者側が「誰が」「どのような文脈で」発信した情報なのかを見極める批評眼が試されています。