美湯松帆の郷の代名詞ともいえるのが、海抜約80メートルの高台から見下ろす明石海峡大橋を望む絶景露天風呂です。湯船に肩まで浸かると、目の前を遮るもののない大空と海峡、そして世界最大級の吊り橋が視界いっぱいに広がります。日中のダイナミックな潮流と大型船の往来はもちろん、夕暮れ時に空が茜色から群青色へと移ろうマジックアワーの美しさは息を呑むほどです。
泉質は、微量のラドンを含む単純弱放射能温泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)。湯上がり後も体が芯から温まり、肌触りが柔らかいのが特徴です。天然温泉としての療養効果はもちろんのこと、海風を肌に受けながら入浴できる環境が、都市部の温浴施設では味わえない深いリラクゼーションをもたらしています。
温浴トレンドの最前線において注目すべきは、露天スペースに直結したドライサウナと水風呂の設計です。サウナ室の温度は約90度前後に安定設定されており、しっかりと熱気が回る構造になっています。サウナ室を出てすぐの位置に配置された水風呂は体感16度前後と心地よく引き締まり、そのまま露天のベンチへ移動して外気浴へと移行できる動線が確保されています。橋を渡る風を感じながらの「ととのい」体験は、多くのサウナ愛好家がリピートする強力な動機となっています。
さらに見逃せないのが、日没後の夜景ライトアップ時間です。毎正時に変化する明石海峡大橋のレインボーカラーや季節ごとのイルミネーション演出を、温かい湯船の中から特等席で見物できる贅沢さは、淡路島日帰り温泉の中でも唯一無二の付加価値を放っています。