Q1:世界で一番寒い国はロシアとカナダのどちらですか?
A1:何を基準にするかで結論が分かれます。国土全体の年間平均気温ではカナダ(約-5.3℃)とロシア(約-5.1℃)が拮抗していますが、人間が居住する集落の極限最低気温や冬期の絶対的な寒さの厳しさでは、氷点下60度〜70度台を記録するロシア(サハ共和国)が世界一過酷です。
Q2:オイミャコンでは本当にマイナス71.2度まで下がったのですか?
A2:マイナス71.2度は1920年代〜1930年代に推定・観測された非公式記録として村の記念碑に刻まれています。世界気象機関(WMO)が公認する定住集落の最低気温は、オイミャコンのマイナス67.7度(1933年)およびベルホヤンスクのマイナス67.8度(1892年)です。いずれにしても人類の定住限界を超える寒さであることに変わりはありません。
Q3:寒すぎて屋外のトイレに行けない時はどうしているのですか?
A3:近代的な集合住宅では地上配管による水洗設備がありますが、農村部の木造住宅では屋外の汲み取り式トイレが依然として使われています。住民は分厚い防寒具を着用して数分以内で用を足します。排泄物は落下直後に凍りつくため、冬の終わりにまとめて物理的に破砕・撤去するなどの厳しい労働が伴います。
Q4:マイナス50度の世界でスマートフォンやカメラは使えますか?
A4:一般的なリチウムイオンバッテリーは急激に活性を失うため、外気に晒すと数十秒から数分で電源が落ちます。現地で撮影する際は、カイロで保温ケースを温め、使用する瞬間だけ懐から取り出すなどの徹底した防寒対策が不可欠です。