ポータルサイトで「1日あたり3,500円」と記載されている物件に飛びつくと、最終的な請求書を見て困惑することがあります。短期賃貸の料金体系は、純粋な賃料(室料)のほかに複数の固定費が加算される仕組みだからです。
業界団体の調査資料や主要運営会社の約款を精査すると、以下の隠れコスト項目が必ず発生します。
- 清掃費・退去時クリーニング費用:1回あたり11,000円〜22,000円前後(部屋の広さや滞在日数に応じて変動)。
- 水道光熱費定額料:1日あたり800円〜1,500円前後。使い放題ではなく、規定値を超えた場合は追加請求される規定が一般的。
- 管理費・事務手数料:契約1件につき3,300円〜11,000円。
- 寝具・リネンレンタル料:1週間あたり3,000円〜6,000円(プランに含まれる場合と別請求の場合あり)。
たとえば「日額4,000円×7日間=28,000円」と見えても、清掃費15,000円、光熱費7,000円、事務手数料5,500円が加わることで、総支払額は55,500円(実質1日あたり約7,928円)まで膨らみます。物件を比較する際は、必ず「諸経費込みの支払総額」で見積もりを取ることが鉄則です。