ネット上の掲示板やSNSで頻繁に囁かれている「BBQの有料化」と「駐車場トラブル」の噂。結論から言えば、これらは単なるデマではなく、現地で進む実質的なルール厳格化と利用環境の激変がもたらした事実です。
かつて近江舞子の中浜周辺は、砂浜の至る所で自由にコンロを広げてバーベキューを楽しむ光景が一般的でした。しかし、その代償として放置ゴミの山、深夜の騒音、直火による松林の根の炭化など、深刻なオーバーツーリズムと環境破壊が長年問題視されてきました。こうした事態を受け、地元自治会や管理団体は美しい湖岸を守るための対策へと大きく舵を切りました。
現在、中浜水泳場でBBQを行う際は、清掃協力費の支払いや専用の区画利用が義務付けられており、フリースペースでの無許可な火気使用は厳しく取り締まられています。特に「直火は一切禁止」であり、脚付きコンロの使用や消し炭の完全持ち帰りが徹底されています。「タダで自由に焼ける琵琶湖」という過去の感覚で乗り込むと、現地係員とのトラブルに発展しかねません。
もう一つの火種となっているのが、近江舞子の駐車場料金と満車に起因する交通トラブルです。ハイシーズン中の駐車料金は1台あたり1日1,500円〜2,000円程度へと改定されており、好天の週末やお盆休みには午前8時過ぎの段階で収容台数約1,000台のキャパシティが限界に達します。満車時に空きを待つ車列が湖西道路の出口や県道まで延び、地元住民の生活道路を塞ぐ事態が頻発しているため、警備員による誘導や規制が年々強化されています。