母・加代子さん自身も、かつてバドミントンの社会人選手として全国大会に出場した実績を持つアスリートである。幼少期の大谷翔平にとって、週末に母と楽しむバドミントンの時間は最高の娯楽であり、身体能力を磨く隠れたトレーニングの場でもあった。
シャトルの軌道を瞬時に読み取り、俊敏かつ柔軟に体を連動させるバドミントンの動作は、現在の打撃における柔軟な股関節の使い方や、投球における回旋運動に深く寄与している。父・大谷徹氏による野球の技術指導と、母・加代子さんとの全身運動のコミュニケーション。この二つが見事に融合したことで、圧倒的な運動神経が養われたのだ。