「友達以上、恋人未満」という使い古されたカテゴリーを、鮮やかに突き抜ける言葉の力。楽曲「友達より大事な人」で描かれるのは、甘い恋愛感情ではなく、人生の局面を共に生き抜くパートナーへの絶対的な信頼だ。サビで繰り返されるストレートなフレーズは、聴く者の胸をダイレクトに撃ち抜く。
言葉を選び抜いたのは、かつてSUPERCARのメンバーとしても活躍し、数々のヒット曲を手がけてきた天才作詞家・いしわたり淳治だ。日常の何気ない感情をドラマチックに昇華させる手腕は見事で、誰にとっても「思い当たる大切な誰か」の顔を浮かばせる仕掛けが施されている。友情という普遍的なテーマが、力強いメロディと融合することで独特の熱量を生み出した。