川崎・横浜エリアには数多くのスーパー銭湯が点在していますが、その中にあって「縄文天然温泉 志楽の湯」が放つ存在感は異色を放っています。最大の理由は、敷地内に一歩足を踏み入れた瞬間に広がる、徹底された「原初への回帰」をテーマにした空間設計にあります。
施設全体を監修したのは、環境共生や空間人類学に精通した専門チームと信州安曇野の職人たちです。無垢の古材、自然石、巨大な安山岩をダイナミックに配置した浴場は、過剰な照明を排したほの暗い落ち着きを持ち、一般的なレジャー型温浴施設とは根本的に異なる静寂を提供しています。
そして、心臓部ともいえるのが地下1,300mの古代地層から汲み上げられる「化石海水(塩化物強塩温泉)」です。数百万年前の海水が地中に閉じ込められ、大地のミネラルを極限まで吸収した黄金色の濃厚な湯は、浸かった瞬間に肌へずっしりとした浸透感を与えます。塩分濃度が高いため抜群の保温・保湿力を誇り、湯上がり後も芯から温もりが持続する本格派の湯治体験を都心近郊で実現しています。