バナナを口にするタイミングも、症状の出方に決定的な差を生む。特にリスクが高いのが、朝一番の空腹時に食べる「朝バナナ」と、夜遅くの就寝前の摂取だ。
空腹状態の胃にいきなり糖分と固形物を投入すると、胃粘膜が不意打ちを受け、過剰なペプシンや胃酸を勢いよく分泌することがある。また、就寝前にバナナを食べた場合、いくら果物とはいえ消化完了までには時間を要する。横になった状態では重力による抑え込みが働かないため、わずかな胃内容物の滞留や食道弁のゆるみでも簡単に逆流を許してしまう。夜間の激しい胸やけや喉の違和感、咳き込みの陰には、こうした夜間の摂取習慣が潜んでいる。