北の海で圧倒的な需要を誇るのが、特定の漁法に特化した仕様艇だ。特に集魚灯や高性能な巻上機を備えたイカ釣り漁船や、デッキスペースが広く確保された刺し網漁船は、出回り次第すぐに商談が入る人気カテゴリーである。これらの船種は作業効率を最大化する設計が施されており、購入後すぐに稼働できる点が最大の強みだ。
また、北海の厳しい波浪に晒される北海道の船は、船体の基本構造が非常に堅牢で作られている。大部分を占めるFRP製漁船は、ガラス繊維強化プラスチックの積層が厚く、経年劣化に対する耐久性が極めて高い。木造船のような腐食のリスクが少なく、適切なメンテナンスを行えば30年以上現役で走り続けるスタミナを備えている。