幼児であれば典型的な発疹によって早期に発見されますが、新生児の場合は初期サインが極めて捉えにくいという特徴があります。典型的な水疱が出る前に全身状態の悪化が先行することがあるため、注意深い観察が必要です。
新生児における初期症状として現れやすい変化は以下の通りです。
- 哺乳力の著しい低下:普段飲めているミルクや母乳を急に拒否する、飲む時間が半分以下に減る。
- 機嫌の悪さと不機嫌な泣き:抱っこしても泣き止まない、あるいは逆に異常なほどぐったりとして刺激に対する反応が乏しい。
- 体温の異常:生後28日未満の新生児で38.0℃以上の発熱、または低体温(36.0℃未満)。
- よだれの急増:口腔内の粘膜に生じた口内炎(アフタ)の痛みのために唾液を飲み込めなくなる。
続いて現れる赤ちゃんの手足口病の発疹特徴は、手のひら、足の裏、膝、肘、そして特に「お尻まわり」に集中する傾向があります。米粒大から小豆大の紅斑(赤み)を伴う水疱が散発し、近年流行が見られるコクサッキーウイルスA6感染症の場合、手足にとどまらず体幹部や顔面にまで広範囲に及ぶ水疱性皮疹が形成されることも確認されています。