デジタル化によって利便性が向上したとされる一方で、現場からはいくつかの不満やトラブルの報告も上がっています。ネット上の口コミや新幹線モバイルオーダーの評判を検証すると、主に2つのボトルネックが浮かび上がってきます。
1点目は「新幹線モバイルオーダーに繋がらない」という通信環境の問題です。東海道新幹線は新丹那トンネルや牧之原トンネルなど、長いトンネル区間が複数存在します。トンネル進入時にQRコードを読み取ろうとすると、電波強度の低下によってページ読み込みエラーが発生することがあります。また、車内無料Wi-Fi(Shinkansen Free Wi-Fi)の混雑状況によっては認証画面でフリーズするケースも報告されています。このトラブルを回避するには、開けた平野部を走行中にアクセスするか、携帯キャリアのセルラー回線(4G/5G)に一時的に切り替えて接続するのが有効な対処法です。
2点目は、注文から商品到着までのタイムラグです。SNS上には「注文してから届くまで20分以上かかった」「次の駅で降りる直前にようやくパーサーが来た」といった声が散見されます。モバイルオーダーとはいえ、配膳を担当するのは限られた人数のパーサーです。乗車直後やお昼時などのピーク時間帯には注文が集中するため、ファストフードのような即時提供を期待すると当てが外れるリスクがあります。降車駅の直前に注文するのは避け、時間に余裕を持ってオーダーすることが鉄則です。