Q1:低緊張と関節の柔らかさ(関節過可動性)は同じものですか?
A1:厳密には異なります。関節過可動性は靭帯や関節包の緩さ(結合組織の柔軟性)を指し、低緊張は筋肉の安静時緊張が低い神経・筋の状態を指します。ただし、両者は非常に高い確率で併存し、相乗して体の不安定さを生み出します。
Q2:大人になってから低緊張に気付くことはありますか?
A2:十分にあります。幼少期に「少し運動が苦手な子ども」として見過ごされ、社会人になって長時間のデスクワークや立ち仕事を始めたことで、極度の疲労感やストレートネック、関節痛から専門外来を受診し、初めて低緊張の傾向を指摘されるケースは珍しくありません。
Q3:低緊張の診断がついた場合、将来的に障害者手帳の対象になりますか?
A3:低緊張という状態そのものだけで一律に手帳が交付されるわけではありません。基礎疾患(指定難病、先天性代謝異常、脳性麻痺など)の有無や、日常生活動作(ADL)における永続的な運動機能障害の程度によって、身体障害者手帳や療育手帳の取得可否が総合的に判断されます。