現在、球界関係者やファンの間で最も激しく議論されているのが、「セ・リーグにもDH制を導入すべきか否か」というテーマです。
2020年以降、巨人などの一部首脳陣や選手会から「国際基準への適応や、交流戦・日本シリーズでの実力格差是正のためにDH制を導入すべき」という提言が公になされ、議論が過熱しました。しかし、2026年現在においてもセ・リーグでの導入は合意に至っていません。
現場やファンの間では、真っ向から対立する意見が交わされています。
SNSやファンのコミュニティで肯定派が主張するのは、「実力向上と選手の負担軽減」です。「投手が打席で死球を受けたり走塁で肉離れを起こすリスクを排除すべき」「野手の出場機会が1枠増えることで、若手スラッガーの育成が進む」といった声が目立ちます。
一方で、伝統派や慎重派のファンからは、「野球本来の醍醐味が失われる」という反論が根強く存在します。大手掲示板やSNSでは、「投手が打席に入るからこそ、終盤の代打投入や二重敬遠などの奥深い采配が生まれる」「9番投手という弱点があるからこそのスモールベースボールが好きだ」という意見が多数派を占める球団もあります。
読売新聞グループやセ・リーグ理事会での協議資料によると、導入には各球団のチーム編成や年俸総額への影響など経営面でのハードルも多く、セ・リーグ固有の「野球文化」を保持したいという意向が依然として強いのが実情です。