有森裕子さんと元旦那であるガブリエル・ウィルソン(Gabriel Wilson)氏が出会ったのは、1996年アトランタ五輪を終えた直後の米国コロラド州ボルダーでした。高地トレーニングの拠点として同地に滞在していた有森さんが、元高校教師でありダンサー・パフォーマーとして活動していたガブリエル氏と巡り合い、意気投合。約2年の交際期間を経て、1999年1月に結婚を発表しました。
日本中のメディアがオリンピックメダリストの国際結婚を祝福する中、日米の報道陣を前に開かれた結婚会見で前代未聞の事態が起こります。ガブリエル氏が自ら「I was gay(私はかつて同性愛者だった)」と明かし、過去に男性と交際していた事実を公にカミングアウトしたのです。
当時としては極めて異例の告白に対し、有森さんは「彼がゲイであった過去も含めて受け止めている」「人間として惹かれ合い、信頼し合える最高のパートナー」と毅然とした態度で説明。世間の固定観念にとらわれない新しいパートナーシップの形として、大きな議論と称賛を呼びました。