乾太くんの機種選定において、住宅関係者やベテランユーザーが一様に「ここだけは妥協してはならない」と口を揃えるのが、糸くずフィルターのメンテナンス構造です。
ガス乾燥機は強力な温風で繊維をほぐしながら乾かすため、ドラム式洗濯乾燥機以上に大量の糸くず(リント)が発生します。安全かつ効率的な運転を維持するため、メーカー公式マニュアルでも「乾燥1回ごとのフィルター掃除」が強く推奨されています。
スタンダードタイプの場合、フィルターはドラムの最も奥の壁面にあります。もし専用スタンドを用いて全自動洗濯機の上に乾太くんを高所設置した場合、フィルターの高さは床上150cm〜170cm前後に達します。身長160cm前後の大人が手を伸ばしても、奥のフィルターを取り外すには踏み台に乗るか、爪先立ちになって上半身をドラム内に突っ込まなければ届きません。これを毎日、場合によっては1日2〜3回行う労力は、想像以上の身体的・精神的負荷となります。
対するデラックスタイプは、手前のドアを開けたすぐ手前側にスリット型のフィルターが内蔵されています。かがむことも奥へ腕を突っ込むこともなく、ワンアクションでカチャッと取り外せます。さらに、集まった糸くずがボックス型カバーの中に密閉されているため、ゴミ箱の上でパカッと開いてトントンと叩くだけでホコリがまとまって落ちる設計になっています。この「3秒で完了する手入れ」の快適性こそが、多くのユーザーがデラックスを絶賛する本質的な理由です。