マイケル・ジャクソンの体型変化は、彼の音楽キャリアや私生活の苦難と密接に連動していました。時代ごとの体重推移を振り返ると、ストイックな表現者としての肉体改造と、精神的プレッシャーとの闘いが見えてきます。
◆ 1979年〜1982年(『Off The Wall』〜『Thriller』期)
20代前半のマイケルは、体重およそ55kg〜58kg前後の非常にスリムな体型でした。無駄な脂肪が一切なく、しなやかな身のこなしで世界を驚かせた時期です。
◆ 1987年〜1993年(『Bad』〜『Dangerous』期)
スタジアムツアーで2時間を超える過酷なライブを連日こなすため、徹底したトレーニングを導入。筋肉量を増やし、体重は58kg〜62kg前後と、生涯で最も引き締まったダンスボディを完成させていました。
◆ 1995年〜2005年(『HIStory』期〜裁判期)
過密日程に加え、度重なるバッシングや2000年代半ばの過酷な裁判闘争に直面。極度の精神的ストレスから食欲不振に陥り、一時的に55kg未満にまで体重が減少し、周囲から深刻に痩せすぎを心配される時期がありました。
◆ 2009年(『THIS IS IT』リハーサル期)
カムバックに向けて厳格なベジタリアン食とフィジカルトレーニングを再開。体脂肪を極限まで削ぎ落とし、検視記録にある約61.7kgの引き締まった肉体へ仕上げていました。
マイケルが激痩せした時期の主な理由は、病的な要因ではなく、完璧主義ゆえの過剰な運動量、厳格なマクロビオティック・菜食主義への傾倒、そして世界中からのプレッシャーによるストレスが重なった結果でした。