アマゾン創業者の妻として長年知られていたマッケンジー・スコット氏との出会いは、アマゾン誕生以前の1992年に遡ります。
当時、ニューヨークの名門ヘッジファンド「D.E. Shaw」で最年少シニアバイスプレジデントを務めていたベゾス氏は、同社のアソシエイト採用面接でマッケンジー氏と出会いました。オフィスが隣同士だった2人は意気投合し、交際開始からわずか3カ月で婚約、1993年に結婚を果たします。
翌1994年、ベゾス氏がインターネット通販の可能性に賭けて起業を決意した際、マッケンジー氏は安定した金融界のキャリアを捨てて夫の挑戦を全面的に後押ししました。ニューヨークからシアトルへと車で大陸を横断する道中、ベゾス氏が助手席でビジネスプランを書き上げ、マッケンジー氏がハンドルを握り続けたというエピソードは、アマゾン創業史の有名な伝説として語り継がれています。
創業初期のマッケンジー氏は、会社の小切手発行や経理業務、配送手配を一手に引き受けるなど、草創期のアマゾンを支える実務の中核を担っていました。その後、小説家としての夢を叶え、2005年に全米図書賞を受賞する傍ら、夫婦の間には3人の実子(息子)と中国から養子として迎えた娘の計4人の子供が誕生。シアトルで円満な家庭を築いていました。