現場取材を長年続けてきた記者の視点から見ると、メンバーの脱退という出来事に対して、ファンのコミュニティ(宣伝部員)が見せた姿勢にも、このグループならではの温かさがありました。
2017年の永坂真心ラストライブとなった品川ステラボールの会場は、開演前から一面の黄色いペンライトで埋め尽くされていました。アンコールで彼女が発した「とき宣のメンバーでいられたことは私の誇りです」という言葉に対し、ファンからは悲鳴ではなく「ありがとう!」「頑張れ!」という力強いエールが送られました。自らのエゴで引き止めるのではなく、彼女のこれからの人生を祝福しようとするファンの成熟したスタンスがそこにはありました。
SNSや知恵袋、コミュニティフォーラムを精査しても、脱退した3名に対する誹謗中傷は極めて少なく、むしろ「今でも3人のことを大切に思っている」「今の超とき宣があるのは、初期を支えてくれたまこちゃん、ばんび、悠果ちゃんのおかげ」という感謝とリスペクトの声が大多数を占めています。
グループを離れた者も、残って看板を守り続けた者も、後から重圧を背負って飛び込んできた者も、全員が「ときめき宣伝部」の歴史を構成するかけがえのないピースであるという共通認識が、運営、メンバー、そしてファンの間にしっかりと共有されています。