国公立大学の入試難易度指標において、愛知教育大学の教育学部は中堅上位のポジションを堅持しています。大手予備校の最新リサーチデータによると、一般選抜前期日程における偏差値はおおむね50.0〜57.5、大学入学共通テストの得点率ボーダーラインは58%〜68%の範囲に分布しています。
専攻・専修ごとの難易度差には明確な傾向が見られます。小学校教員を目指す「初等教育教員養成課程」や英語・国語・社会などの文系中等教科、さらに近年需要が高まっている「特別支援教育教員養成課程」や「養護教諭養成課程」はボーダーが高めに推移する傾向があります。一方で、理科系や実技系(音楽・美術・保健体育)の一部専攻では実技試験や個別試験の配点比率が高く、共通テストのボーダーがやや抑えられるケースも見られます。
入試倍率と過去問対策の勘所
入試倍率の推移を見ると、前期日程の実質倍率は1.8倍〜2.8倍程度で安定していますが、専修ごとの募集人員が細分化されているため、年ごとの志願者増減による倍率のブレには注意が必要です。個別学力検査(2次試験)では、教科専門の記述力に加えて小論文や面接、実技検査が課される専攻が多く、単なる暗記にとどまらない「教員としての資質・表現力」を問う出題が特徴です。過去問研究においては、過去3〜5年分の論述テーマを精読し、教育課題に対する自身の見解を論理的に言語化する訓練が合否を分けます。